個性豊かなヴィンテージマンションは内装デザインも申し分ありません。
格調が高く、優美なデザインはまるで洋館のよう。ロビーに設置された木製の郵便受け、アールヌーボーを思わせる装飾性に満ちた階段の手すりといったディテールへのこだわりに、ここに住む優越感さえ感じることができるでしょう。
部屋の中はこうした趣が失われている場合もありますが、無垢材のフローリング、ユニークなドアノブがついた建具など随所にヴィンテージマンションならではのデザインが施されているのが特徴です。日々の生活が潤いに満ちたものになるのは間違いありません。
★優雅でエレガント。まるでホテルのような内装デザイン
ヴィンテージマンションの内装を一言で言えば、ホテルのような格調の高いデザインです。エントランスからすでにそうした印象を感じることもできます。
ロビーに応接セットが置かれたマンションもありますが、ヴィンテージマンションの代名詞でもある「ドムス」シリーズには、まるでホテルのような真っ赤な絨毯が敷かれ、見上げるとシャンデリアがきらめきを放っている物件もあります。
さらに内廊下にも赤い絨毯が敷かれ、扉は両開き。優雅で、そしてエレガントなデザインはヴィンテージマンションにしかない特徴です。
★個性豊かなデザインに加え、素材使いも特徴的
室内を見てみると、残念ながらこうしたデザインが失われている物件が少なくありません。築後数十年が経過し、リフォームやリノベーションが行われたためです。
ただ、その歴史性を保てるよう、過度のリフォーム禁止を規約に盛り込んでいるヴィンテージマンションの管理組合もあります。
中にはヘリボーン床など特徴的なフローリングや、ドアノブやスイッチ、コンセントにゴールドが用いられているなど、インテリア性豊かな物件もあります。
浴室や玄関床にはマーブル模様の御影石なども。経年劣化しない素材使いもヴィンテージマンションたる所以です。
★アンティーク調のインテリアで、より相応しい内観に
家具が備え付けられている場合、無垢材を使用したアンティーク調のものが多く見られるのが特徴です。ポーセリン取手などユニークなノブがついた框(かまち)扉などは古き良き時代そのものです。
こうしたレトロ調デザインのリノベーションや家具製作を得意とする建築家や内装業者も増えてきています。外観のイメージに合わせたリノベーションを施し、古い円卓や机、装飾性の高いアイアンハンガー、高い天井からぶら下がるランプシェードといったアンティーク調のインテリアを揃えれば、ヴィンテージマンションに相応しい落ち着いた雰囲気ながら快適な暮らしも実現できるでしょう。
★ホテルのようなヴィンテージマンションをウィークリーマンションで
高級なヴィンテージマンションは、まず、ウィークリーマンションで体験してみることを勧めます。
希望の地域で住んでみたいヴィンテージマンションは、ネットで容易に探せます。